旧市街で宝探しの旅
上海を訪れると、この都市の歴史と起源を知りたくなるわけです。上海東南部にある老城廂は、上海市の発祥地です。1553年に、上海は外敵の侵入に備えるため城壁を造って、城壁の内を「城」を、城壁の外のにぎやかなところを「廂」を言い、これは老城廂の由来です。近代、上海は城壁の束縛を破って、中国文化と西洋文化との融合で、大都会の広々としたスペースを作り出したが、この町の最初の切り出し点は、まだ老城廂に残っています。
上海の旧市街に敷設された石板道を歩きながら、城隍廟の彩色を施した梁や棟を眺めて、九曲橋を渡り、錦鯉が泳いでいるのを見ると癒されます。古き良きお茶屋で一休みしてから、上海のグルメーを食べてみて、オールド上海ならではの「海派」暮らしを体験してみましょう。