上海国際クルーズ母港全面運航再開、クルーズの旅再開
2023-03-30
3月26日、クルーズ船「招商伊敦号」の出港式が上海市虹口区の上海港国際客運中心碼頭(フェリーターミナル)で盛大に開催された。出港式では、汽笛が鳴り響き、水門儀式(お祝いとして船の両側から放水して門の形を作る)も盛大に行われた。儀式に出席した指導者たちによって、クルーズ生活のリスタートと招商伊敦号の出航式が執り行われ、上海クルーズ母港の運航再開とクルーズ生活の再開を迎えた。これは文化観光産業とクルーズ産業の全面的な復活に向けて第一歩ともなった。
北外灘にある上海港国際客運中心碼頭は中国初のクルーズ船の母港であり、クルーズ産業の発展のチャンスをしっかりと捉え、ハイエンドクルーズのハブ港の整備に取り組んできている。ターミナルの全面的な改装とアップグレードを通して、中国初の、五星紅旗のかかった自主運営のハイエンドクルーズ船「招商伊敦号」はようやく登場。上海における「招商伊敦号」の出航は、上海クルーズ母港の初めての国内沿海航路が正式に運航開始したことを示している。
「招商伊敦号」は、3月26日の上海母港航路の就航後、様々な観光ツアーを提供する予定。7泊8日の東南海沿岸文化ツアー(上海-舟山-アモイ-深セン)は、浙江省舟山市の2大名所で文化体験をし、アモイの独特な石文化を楽しみ、さらに海岸の歴史に触れながら沿岸都市の魅力を実感することができる。また、4泊5日の上海舟山文化体験ツアー(上海-舟山-上海)は、大人気の近場旅行で海島文化を体験できる。「印象普陀(実際の景色を舞台とする演出)」や「観音法界(観音文化をテーマとする博覧園)」など、舟山市の人気スポットを巡ることで、地元文化の魅力を体感することができる。そのほか、3泊4日の上海海上クルーズツアーは、上海港国際客運中心碼頭から出発し、都市の喧騒を離れて青い海と青空に身を置き、贅沢なくつろぎの一時を満喫できる。なお、国内線だけではなく、関係者によると、「招商伊敦号」の国際クルーズの再開も準備中で、今年7月のオープンが期待されるという。
出典:ル・トゥール上海
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